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南鮮合同電気株式会社

  
南鮮合同電気

釜山府土城町に 朝鮮瓦斯電気本社として建設
された このビルは 昭和12年3月の電気会社
合併によって南鮮合同電気の本社となりました。

南鮮合同電気株式会社の公称資本金は2,165万円
年内に増資して5000万円を予定し配電会社としては
朝鮮で最大になります。

下記の6社の合併です。
大興電気(株) 社長:小倉武之助
朝鮮瓦斯電気(株)   社長:香椎源太郎
南朝鮮電気(株)   社長:上杉亥八
木浦電燈(株)   社長:松井邑次郎
大田電気(株)  社長:古谷 脩一
天安電燈(株)  社長:樋口 虎三

戦時体制を作り上げる朝鮮総督府の政策で
各地にあった電力会社の大合併が進められた
ためです。

各社のリンクと釜山の電気会社変遷表も合わせて
ご覧になると詳細が分かります。
韓国電力公社

写真は韓国電力公社で現在も使って いる
建物です。 当時のままの姿で残っています。

南鮮合同電気 取締役一覧
会長 香椎源太郎(6千株)
社長 小倉武之助(7万株)
副社長 古谷 脩一(一万五千株)
副社長 上杉亥八(一万株)
常務 青柳八百蔵 (?) 大田電気
常務 佐久間權次郎(?) 
常務 樋口 虎三(一万株)
常務 増田 定吉(?) 大興電気
常務 松井邑次郎(一万3千株)
常務 小瀬守次郎(?) 南朝鮮電気

役員外の大株主として 迫間房太郎 (5千株)がいます。

(2005/08撮影)
1945年9月 米国との戦争に負けた日本は米軍の出した帰国命令で総引揚し、南鮮合同電気は韓国人の
経営になりました。
1961年7月 大統領の朴正煕は韓国にあったすべての電気会社(朝鮮電気、京城電気、南鮮合同電気)の
合併を命じたので韓国電力株式会社が生まれ、南鮮合同電気は消えました。


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