プデチゲ（部隊鍋）
韓国には いろいろな鍋物の伝統料理がありますが 新しい鍋物がプデチゲです。
数種のソーセージ、ハムも数種類、ポークビーンズの缶詰、チーズなどが入っています。
それらの具や野菜とコチュジャン（唐辛子味噌）だし汁で煮込んだものです。
今風で美味しい料理なので 若い人や子供達にとても人気があります。 プデチゲ専門でチェーン店化している店もいくつかあります。
でも年配の人たちは 嫌いだという人が多いのも事実です。
この鍋料理の起源にまつわる哀しい歴史を思い出してしまうからです。
朝鮮戦争（6.25動乱・韓国戦争）で生まれた鍋なのです。 この戦争は民族同士の争いなので多く悲劇が発生したのです。
戦火を避けて釜山に難民として逃げてきた人たちの食料は米軍の配給に頼ったのです。
さらに飢えが進むと米軍の残飯も食べるようになります。
切れ端のソーセージや残り物のハムなどを具にし、有り合わせの野菜を混ぜた鍋が生まれ、
部隊（プデ）鍋料理（チゲ）となったのです。
今は ひとつの鍋料理として定着しています。
私も美味しくいただき満足しました。
壁にいろいろな追加（サリ）できる素材が豪華に並んでいます。
牛肉、各種キノコ、餅、麺類などを追加して味を楽しめるようになっています。
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