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[西便制]の続編ができたようです。

(千年鶴)

10数年前でしょうか?
韓国のパンソリの映画「西便制」を見て、いろいろ
考える事がありました。

完結したと思いましたが 監督は構想を暖めて
いたのでしょうか 続編ができあがったようです。

題は「千年鶴

原作者の「李清俊」は5つの章に全羅南道の気質と
唄(パンソリ)の関連を南道の人シリーズとして
綴っています。

1.西便制
2.唄の光
3.仙鶴洞の旅人
4.鳥と木
5.生まれ変る言葉

前作の映画は 1と2を合わせたものでした。

今回の続編は3の[仙鶴洞の旅人]を元にした造りで
「恨」を解放して鶴に生まれ変る、つまり彼女の
死を暗示した物語りだろうと推測しています。

2007年4月開幕予定だとパンフレットにはあるので
韓国では上映が始まったかもしれません。

5月の連休は全羅北道を回る予定なので 日本での
上映の前に見ることが出来るかもしれないと思い。
注意して映画館の看板をみたのですが見つかり
ません でした。

前作を超えることができるかどうかも楽しみだったのですが・・・・

簡単に原作の内容を説明すると

仙鶴洞は入江の奥にあって潮が引くと干潟になる所でした。
満潮になると後ろの山影が映って鶴が舞うように見える場所だったのです。

入江の出口に堤防が出来て干拓し、干潟は消えて田畑になりました。
そのため満潮なっても鶴は見えなくなりました。

堤防や干拓工事の時は活気があった居酒屋も寂れてしまいました。
そこにパンソリ謡の女盲人が流れて来て住み着いたのです。

彼女には 存在しない入江に潮が満ちて来るのが分かるのです。
満潮になると毎日唄い始めたのです。

ある日 彼女が子供の頃 親子でこの場所で鶴が舞うのを見た話をし、
懐かしい場所だったので長く住み過ぎてしまったと居酒屋の主人に話すと
出て行きました。

彼女が出て行った後、1羽の鶴が仙鶴洞に来るようになるのです

ストリーは良いのですが暗示は とても怖いのです。
ネタバレすると映画の価値が減りそうなので書きません

映画は観客動員数はわずか12万で前作の1/10しかなく4週間程度で
上映が打ち切られたようです。

映画の内容の詳しい事は 千年鶴公式ページをご覧下さい。
あらすじ、配役、予告編などを見ることが出来ます。


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