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京城駅 (ソウル駅)
明治33年(1900)に仁川と漢城を結ぶ線路が
最初の鐵道会社(京仁鉄道)によって開通し
ました。最初は木造の平屋の小さな駅で、
名前は京城駅で始まりました。明治39年に京釜線が開通すると「南大門停車場」
と名前が変わりました。
統監府鐵道局の作った南大門駅周辺地図を 見ると城壁のあった当時の京城の市街の様子がよく分かります。釜山と京城を結ぶ京釜線の開通にあわせて
南大門駅の駅舎も大きく改造されました。明治45年(1915)に元の「京城駅」の
名前に戻りました。
大正14年(1925)に 赤レンガの
ルネッサンス風の建物が出来ました。設 計:塚本靖
戦後 京城は「ソウル」に名称が変わり
駅名も「ソウル駅」になりました。KTXの開業に合わせた 新しい駅舎できるまで
ソウルの中心駅として使われました。現在は空き家になって使われていませんが
史跡として保存されています。
今後どのような使い方になるか楽しみです。
大正時代の雰囲気のある丸みを帯びた
輪郭と赤レンガの壁面は良いものです。
角の方から見上げてみました。
左側
正面玄関
閉ざされて、施錠してあるので中を見る
ことはできません。
右側
(2006/02撮影)
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