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JR ビートル 1世 (旧 ジェビ)
「JRビートル」はJRの高速船の愛称で船の種類で分けると「ジェットフォイル」という 種類になります。1990年5月 高速船「ジェットフォイル」を
購入したJRは高速船「ビートル」の愛称で
博多・平戸・長崎オランダ村の間に就航
しました。博多の港は出来たばかりのベイサイドプレイス
若者人気のあるスポットになっていました。ハウステンボスに行くための土日や祝祭日は
満席でしたが平日は空席で、しかもJR特急の
競合路線になるのです。国鉄がJRに変わり、
厳しい経営分析のなかで 1994年 博多-長崎
航路は廃止されることになりました。(2008/04撮影)
ビートルは神戸と関西国際空港を結ぶ路線にリース
されてJR九州から離れました。釜山と博多を結ぶ「ビートル2世」がしだいに日韓の
旅行客の支持を集め、2隻目の投入ができるような
状況になり、リースしたビートルを取り戻すことが
できるようになりました。しかし2隻目の高速船をJR九州が投入することに
韓国が難色を 出しました。
相互主義で日本だけではなく、韓国側も博多・釜山
間に 権利があると主張したのです。
それで名前を代えて「ジェビ」と言う名で1998年から
韓国鉄道庁にリース契約で運行を始めました。
好調な客足の増加で3隻目の高速船「ビートル3世」も
投入されさらに4隻目の「ジェビII」もできました。釜山・博多間で競合していた未来高速のコビーと
2006年4月から共同運航を始め、韓国鉄道庁も民営化し、
韓国鉄道公社となったので、解約できて「ジェビ」から
元の名前の「ビートル」に戻りました。JR九州最初の船なので「ビートル1世」の愛称となって
現在 運行されています。図はビートルのグリーン席のパンフから引用
(前部マスト・後部マストは消されています。)
ビートル1世が「ジェビ」の名前で運行していた時
出発の前に 歌曲風の同じ韓国語の歌が毎回流れて
いました。
韓国鉄道庁の歌ではないか?と推測していますが良く
分かりません。 お分かりの方 ご指導お願いいたします。(2008/04撮影)
後部デッキ
(2008/04撮影)
後部水中翼取り付け部分
(2008/05撮影)
メインマスト
(2008/04撮影)
船体中央部
(2008/04撮影)
3番救命具付近と2階客室の窓
(2008/04撮影)
1階客室の窓
(2008/04撮影)
1階客室の窓と給油口
(2008/05撮影)
操縦室
(2008/04撮影)
前方デッキを上部から撮影(釜山港)
前方客室の屋根がビートル5世では三角に
なっているのにビートル1世は平たくなって
います。(2008/05撮影)
煙突
(2008/04撮影)
後部マスト
(2008/04撮影)
1階客室の様子
1便のビートル5の窓から撮りました。
2便のビートル1が出発準備の為近寄って
来ました。正面の写真は初めてなので良い機会でした。
(2009/04撮影)
旋回するビートル1
着岸準備の乗務員が船首に出ています。(2009/04撮影)
手を振って笑顔で出航を見送るビートル1世の
乗務員たち気持ちが良くなります。
(2009/03撮影)
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