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釜山の電車停留所(10) (凡一町線)
人気の無い釜山の路面電車停留所シリーズも10まで来ました。
後1つの東莱線で終わりなのでよろしくお付き合い下さい。
番号 戦前
停留所名戦後
停車場名1 釜山駅前 釜山駅前 2 警察署前 3 栄町2丁目 4 瀛仙町 瀛仙洞 5 草梁入口 草梁入口 6 草梁橋 7 草梁駅 草梁 8 鉄道官舎入口 9 古館入口 古館入口 10 水晶町 11 釜山鎮駅 釜山鎮駅 12 佐川町 13 凡一町
旧釜山駅と付近一帯は1953年の大火災で
すべてが焼失しました。それで更地にしてから 再開発になったので
道路など、目印がまったくありません。[釜山駅前]停留所は この付近だったと
思われますと書くしかありません。[警察署前]
昔の釜山警察署は中部警察署になり、
活用されています。この建物の前に電車が止まったのです。
[栄町二丁目]
明治初期まではここは領事館山と呼ばれ、
英国領事館がありました。上海の租借地と交換で取得したのち山を削り
平野に新しい町割ができ栄町となりました。写真中央付近に電車が止まったのです。
[瀛仙町]
朝鮮商業銀行釜山支店の前に瀛仙町停留所が
ありました。現在は立体交差になり釜山トンネルに向う陸橋が
あります。
[草梁入口]
奥に見えるガラス張りの建物が釜山駅です。
ここは昔 清国の租借地だったので今でも
中国領事館があり 華僑がたくさん住んで、
います。アーチの前に電車が止まったのです。
[草梁橋]
コンクリートで蓋が被せてあるの川が見えませんが
横断歩道の下は川なのです。バスが見える地点にに電車が止まっていました。
[草梁駅前]
銅像の後ろの高層ビルの所にかつての草梁駅が
ありました。バス後方が写っている付近に電車停留所がありました。
[鉄道官舎入口]
昔の国鉄の官舎があったところで右手奥の
茶色の建物がある所に昔の鉄道病院がありました。かつてのメイン通りも幹線道路ができたので
裏通りになりました。左手の塀は日本領事館です。
[古館入口]
江戸時代の半ばに龍頭山の麓に移る前の
日本人町はこの付近にありました。戦前は古館公園があり、そこに移転推進で
殉職した対馬武士の津江兵庫の記念碑もあった
ようです。
[水晶町]
真っ直ぐの路は新しい幹線道路です。
右方向に曲がる交差点に電車が止まり、
緩やかな坂を登り古館方面に向います。
[釜山鎮駅前]
市内の交通手段がバスや地下鉄になった時
釜山鎮駅は役目を終えたのです。
現在停車する列車は無くなりました。この駅前に電車停留所がありました。
[佐川町]
現在の釜山地下鉄1号線佐川洞駅の真上に
当時の電車停留所がありました。ここも幹線道路ができたので 裏通りになり
家具の店が並ぶ通りになっています。
[凡一町]
凡一町線の電車はここが終点です。
釜山鎮市場があって賑わいのあった交差点も
秋の枯葉が舞っていました。
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