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ソウルの路面電車7(京城電気会社)

鐘路の電車 大正4年9月の第14回定時株主総会で社名変更の
決議が採択されました。それによって「日韓瓦斯
電気株式会社」は「京城電気株式会社」に社名が
変わりました。

大正6年 資本金を資本金を600万円から900万円に
増資して 設備の充実を計ることになりました。

本社は東京で京城支店が運営をしていました。
大震災で本社(日本橋区新右衛門町)が焼けた
ので東京市麹町区永楽町に移転

写真は鐘路付近
路面電車ラジアルトラック型

車両をラジアルトラック型とういう最新の車両に
入れ替えし、大型変電所を東大門側に新設、
大型発電所もつくり、金剛山電気と提携して
水力発電の余電を受けるなど 電力需要の増大に
対処していきました。
鐘路の電車

全金属製の4輪ボギーの大型電車です。
乗客数の増加にあわせて電車も大型化して
行きました。

京城だけではなく 地方の電気需要に答えて
馬山支店、鎮海支店など設けて 地方でも
発電所を 作っていったのです。

前後に出入口のある小型電車と前後と真中の3箇所に出入口のある大型電車の2種類があって、
大型電車の中央口付近の車掌は女性だったそうです。

電車路線(大正元年現在)
本線-1  及び附総督府医院線(利峴より分岐して弘化門まで)

鐘路 - 電気会社前 - 鉄物橋 - 水標橋通 - 昌徳宮前 - 大廟前 - 利峴 - 東大門分署前
- 工業伝習所入口 - 初橋 - 東大門
本線-2 
鐘路 - 大平町入口 - 光化門 - 夜珠峴 - 興化門 - 西大門内 - 西大門外
南大門線
鐘路 - 商業銀行前 - 黄金町 - 明治町 - 朝鮮銀行前 - 米倉町 - 南大門内 - 南大門外 - 南大門駅
新龍山線-1
南大門駅 - 吉野町 - 古市町 - 岡崎町 - 漢江通6丁目
新龍山線-2
漢江通6丁目 - 陸軍倉庫前 - 水道町入口 - 山下町 - 漢江通3丁目 - 漢江通1丁目
- 軍司令部前 - 新龍山
旧龍山線
漢江通6丁目 - 青坡入口 - 本町4丁目 - 京町入口 - 元町3丁目 - 本願寺下 - 印刷局前
- 元町2丁目 - 旧龍山
麻浦線-1
西大門外 - 阿峴 - 活人洞
麻浦線-2
活人洞 - 桃花洞 - 麻浦
清涼里線-1
東大門 - 東廟前 - 安甘川
清涼里線-2
安甘川 - 鵲川 - 清涼里線
光凞門線
黄金町 - 銅峴 - 永楽町 - 若草町 - 桜井町 - 花園町 - 初音町 - 訓練院前 - 光凞門

大正12年:松峴洞線を延長、光化門電鉄終点より通義門まで延長
大正14年:京城運動場から紫忠壇までを新設

昭和3年11月1日 府庁前からの
新たな路線 大平通線が開通
しました。

東亜日報3年11月2日より


瓦斯=ガス:当時は電灯とガス灯だったので電気とガスは同じ会社の供給が多い
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