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鴨緑江鉄橋
河の色が鴨の頭の緑のようなのでこの河の名前が
鴨緑江と呼ばれるようになったそうです。朝鮮と満洲を分かつ鴨緑江に鉄橋が架けられて
鐵道で繋がったのは明治44年のことです。場所は朝鮮の新義州と満洲の安東を結ぶ所です。
この橋が開通したことで釜山から奉天・北京・新京
などに向かう直通列車ができました。
東洋では初めという回転式橋桁です。
鴨緑江は大河なので大型船舶の航行を妨げない工夫なのです。
昭和になって老朽化した橋桁を固定したいと外国と
交渉したところ英国など列強はかなりの難色をしめしたのです。
川幅が広いだけではなく冬は零下25度まで下がる
ので水面が凍結します。凍結初期の1月と解氷期の1月は流氷で小型の
船舶は破壊される可能性があり通行は危険な
場合があるのです。
写真は冬季休業した架橋工事現場
橋脚の基礎工事は川底で行なうので潜水函を使用します。
これは 気圧をあげて作業をするので海底で作業するのと
同じようにすぐには 上がることができません。
数段の減圧部屋で気圧調整しないと危険な仕事です。
最後の回転橋桁の工事をしている所です。
軌道上を移動できる足場で工事を行なう最新式の
工法を採用しています。橋の仕様
呎=フィート
施工期間 2年3箇月 全長 3098 呎 開閉式橋桁 310 呎 橋桁 5連 300 呎 橋桁 6連 200 呎 両側人道 各8 呎 桁下満潮水面 25 呎 桁下干潮水面 37 呎
工期は結氷及び洪水の為休止した10箇月を含む
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