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日本企業の広告

韓国の歴史を語る時 大げさな表現で話す人に出会うことがあります。
右より左よりどちらに偏っても面白くありません。

自分で勉強して見つけた資料を元にゆっくり考えていきたいと いつも思っているのです。

このホームページでは歴史を深刻に語る事は あまり気が進まないのです。
軽いお喋りで出来る範囲にしたいと思っています。 赤玉ポートワイン

釜山日報や東亜日報などの古い新聞広告を見ると面白い事が分かります。

紹介する広告は昭和初期の東亜日報に載ったものです
(昭和3年(1928年)11月・12月)

今回は日本の企業広告だけを選んでみました。

最初は「赤玉ポートワイン」の宣伝です。

ほろ酔い気分で踊るおっさんが。

「マンセー(万歳) マンセー(万歳)には赤玉ポートワン」
と唄っています。
味の素

次は「味の素」です。

少量で味が引き立つと書いています。

日本統治時代にハングルが禁止されたとか 
使うのを遠慮しないと生活できなかった等、
誤解を増やす事が書いてある文章をたまに見る
事があります。

極端な推測で煽るように書いてあるのを見ると
困ってしまいます。

総督府はハングルでの通達も多用していますし、
朝鮮語教科書を作り 学校でハングルを 必修に
して教えるように指示を出しています。
(但し大東亜戦争が始まるとハングル教育は中止)
花王石鹸

この広告を掲載した東亜日報は大正時代の
創業紙からハングル表記で新聞を出版しています。

「花王石鹸」は晩秋の清気は美肌に良いと
詩で語っています。

日本統治で日本語が必修とされていていても
企業は商売ですから 売るためには日本語に
固執しないのが当然です。

商品内容をお客様に知らせることが出来ないなら
企業の存続はできないからです。

当然 ハングルを多用することになります。

買う気を出してもらいたいので 詩を語り
朝鮮固有の文化を尊重せざるを得ないのです。
山岡発動機

創業時のヤンマーは山岡発動機でした。

「ヤンマー」と大きくハングルで書いています。

カタカナで書いてアピールできないなら
意味が無いからです。
龍角散

最後は 「龍角散」です

いろいろな効能や服用の方法をハングルで
丁寧に説明しています。

最初に「咳」「喘息」とハングルで大きく
書かれています。


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