仁川上陸とソウル奪還 (朝鮮戦争5)
国連軍は補給基地の釜山を守る釜山橋頭堡に狭い
地域に追い詰められていました。
北は8/15までの釜山占領を計画し、必死の攻勢を
何度もかけたのですが国連軍は守りきりました。
北は予定が狂い、次回の攻勢の補給がくるまで停滞
するしかありませんでした。
国連軍司令官のマッカーサーは逆転するための作戦を
考えていました。これが仁川上陸作戦です。
仁川から上陸し、ソウルを奪還すれば 伸びきった北の
主要補給路を完全に遮断することになり、釜山からの
攻勢で北の主力を挟撃・壊滅できる作戦計画です。
1950年9月15日上陸作戦の為に編成された第10軍団が
仁川に上陸しました。
上陸後2週間でソウルを奪還し 上陸作戦は大成功でした。
北は 補給路を切られ崩壊し、戦車や武器を捨て退却を
始めました。国連軍はこの1月で13万人の捕虜を得ました。
しかし北の主力である3万人を捕らえる事は出来ませ
ん
でした。
写真は仁川の自由公園の真ん中に立つマッカーサー
将軍の銅像(2006/02撮影)