明治末期の朝鮮鉄道路線図
この地図は統監府鐵道管理局の作った
もので貴重です。明治末期の朝鮮鉄道は京城と釜山を結ぶ
京釜線と京城とから新義州までの京義線の
幹線だけです。支線といえば京釜線から馬山に分岐した線
だけが見えるだけです。拡大図をご覧下さい。對馬海峡が朝鮮海峡と
なっているのも興味深いものです。
次の大正末期の鉄道路線図と
昭和初期の鉄道路線図を
対応するといろいろ面白いことがわかります。
明治なので中国はまだ清國となっています。併合前なので朝鮮ではなく韓国鐵道路線図となっています。まだ 鴨緑江の鉄橋の出来る前なので鐵道は切れた
ままです。新義州と満洲の安東を結ぶ橋が出来上がるのは
明治44年になってからです。
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