昔の新聞広告を見ているだけで当時の企業の朝鮮
市場での
取り組み方が分かるような気がします。
今回は 濃縮ミルクを販売している「ワシミルク」です。
他の企業が企業名はそのまま日本語の音をハングルでの
読みを付けるのに対して 意味を重視しています。
ワシを韓国語で「スリ」商標が「ピョ」なのをとって
「スルピョミルク」と記し、日本語で小さく「ワシミルク」
書いてあるのが特徴です。
何故なら この企業はインスタントコーヒーで有名な
NESTLE（ネスレ）だからです。英語でEAGLE MILKと
してあるのを そのまま訳しただけです。
ネスレの本社はスイスだったと思います。
抽出した画像はすべて 昭和3年の東亜日報からです。
画像をクリックすると拡大してご覧になれます。
ワシミルクの日本版は現在 沖縄地区だけは
普通に売っています。
私は福岡に住んでいますが 近所のスーパーには
赤い缶のコンデンスミルクしか並んでいないのです。
年配の方に話を聞くと福岡・北九州地区でも以前は
普通に見かけたそうですが いつの間にか見えなく
なったようです。
（2008/04撮影 那覇市おもろまちのスーパーにて）