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ヒシミルク

新聞広告シリーズ-12 ヒシミルク

戦前の釜山日報や京城日報、東亜日報などの
昔の広告を見ているだけで当時の企業の朝鮮
市場での 取り組み方が分かるような気がします。

今回は 濃縮ミルクを販売している「ヒシミルク」です。

昭和3年の東亜日報からです。
2枚は画像をクリックすると拡大してご覧になれます。
ヒシミルク

「ヒシミルク」は大阪の祭原商店の商標です。

日本のミルクの歴史は明治になってから北海道で
米国から指導を貰った牧場経営から始まります。

第一次大戦でドイツの領土だった南洋群島が日本領土に
になると各企業は進出を始めました。

そこでもミルクの市場競争になり 祭原商店も南方に
製缶工場を作り市場の制覇を狙うのです。

三菱系商社の販売した極東練乳(明治の前身)のメリーミルクや
三井物産の 金線ミルクなど国内の市場競争が海外でも広がりました。
争いに海外のワシミルク(ネスレ)は市場から後退

勢いで南米でも日本のミルクメーカーが進出したのですが
そこで 米国資本のカーネーションミルクとぶつかります。
ヒシミルク

南米は米国の庭だと思っていた米国は 政治的解決を
考えて規制に乗り出しました。

日米の経済摩擦は南米でのミルク市場で始まったかもしれません。

朝鮮の事は書いてないじゃないか?と思わないで
海外市場の競争の一例が朝鮮市場だと考えてください。

祭原商店の詳しいデータがないので海外でのミルク競争の
話でごまかしています。(笑)分かり次第改定します。

ミルクの話はまだ 続きます(^^;
次回は粉末ミルクを考えています・・・・


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