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アリラン 1957

最初に作られた映画『アリラン』は 昭和元年(1926)に釜山府本町五丁目にあった
朝鮮キネマ が閉鎖された後、京城で同名にの朝鮮キネマができ そこで
製作されました。

釜山で朝鮮キネマを設立した高佐貫長は朝鮮人の作ったハングル版の映画製作を
企画し研究生で入った羅雲奎を殴りながら短期間で主演兼監督に育てたようです。

羅雲奎の日記には 毎晩、殴られた痣を押さえながら部屋の窓から見える月を
見て 泣いていたと記されています。

映画『アリラン』は朝鮮全土でヒットし、映画の主題歌である『アリラン』は韓国を
代表する歌となり、主演・監督である羅雲奎の代表作品になりました。

上映用に相当数のフィルムが作られましたが、韓国ではすべて廃棄され1本も残って
いないようです。
日本の映画フィルムコレクターが1本だけ大事に保管しているという話は聞いてますが
確かなことは分かりません。

1957年のアリラン

アリランは戦後、何度もリメイク版が
製作されています。

画像は1957年度の映画『アリラン』
監督:金蘇東(キム・ソドン)
製作:南洋映画社

羅雲奎の号である『春史』を使い
亡くなった1937年から20周忌追悼
記念作となっています。

ネットで検索すると6つのリメイク
作品 があるようです。

見てないのでリメイク版の出来は
不明ですが想像はできます。

最初の『アリラン』が戦前に作られて
朝鮮総督府が全鮮での公開を認め、
日本でも上映された作品とは異なる
気がします。

鎌を持って殺人に向う場面の主人公と
平和な学位時代を対比させて映画広告に
載せることで内容を暗示しているようで
興味があります。

リメイクされたすべての「アリラン」を 見て
それぞれの監督の捉え方を見比べると
面白いかもしれません。
韓国日報の広告から引用
壇紀4288年/02/10
(1957年)


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