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朝鮮時代の狩猟軍

朝鮮時代は数100年ほどの期間、清国に毎年 数千枚の毛皮を朝貢する義務がありました。
弓

驅 ( 몰구 ) と呼ばれる朝貢用の狩猟専門軍
組織があり、全国を回っていました。

毎年 秋になると漢城(ソウル)を出て[驅]の
一群ごとに咸鏡、慶尚、江原、全羅などに
出向き、 翌年の春に 戻ってきました。

ひとつの群は人数30人前後で それぞれに
10-20頭の猟犬を従えて猟をしていました。
獺(かわうそ)猟の場合は 穴には数頭が住んでいることが多いので猟犬が1匹ずつ入って
噛み殺して咥えて出て来る方法だったようです。

江原では猟犬だけではなく鷲も使った猟も多かったようです。

獲った獣皮はその場で干して仕上げて持ち帰るが、狩猟期間中の食事や草鞋などの消耗品は
先々の村の負担です。
王の命令の組織なので 村に滞在する期間の酒肴は当然で犬の食事にも かってな贅沢を村に
要求するので かなりの迷惑だったそうです。

明治27年の日清戦争の講和条約後 清国への朝貢は廃止になりました。

参照資料:「朝鮮之実業」明治38年4月号56頁より、写真:朝鮮式弓


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