fSvjXcAa9J3OA
Home > 昔の生活と文化 > 青い目の人形

「ミス朝鮮」発見の経緯

 (Miss Chosen 2)
この人形は朝鮮代表として「 ミス朝鮮」という名前で、米国に渡り現在はコネチ カット州の
子供博物館(Children's Museum)に所蔵されています。

人形を抱いているロバート・ハンター氏が発見の功労者 です。

ミス朝鮮

ハンター氏はコネチカット州のハート フォードの
近郊に住んでいました。

日本語を学びたいと考えて、教師を探していて
結婚して米国に住んでいた則子・ゴードンさんに
出会い日本語を学ぶ事になりました。

ゴードンさんが日本語教材として選んだものが
新聞で 紹介された 返礼人形の「ミス兵庫」の
里帰りの ニュースでした。

ハンター氏は 日米の人形の交換の歴史に
興味を 持って調べ始めたのです。

コネチカット州の科学センターに返礼人形が贈ら
れたことと 子供のころ日本人形を見たことのある
人からの聞き込み調査で、あることは確実だとして
熱心に博物館に問い合わせをしました。


博物館側は当時のスタッフを探したり、古い所蔵記録を見たりして、8週間後 地下室の片隅で
箱の中に眠っていた「ミス朝鮮」を1998年(平成10年)に見つけることができました。

人形は他の答礼人形と同じように首付近の割れ目、足首やすねのいたみが目立つ程度で
大きな損傷は無い様子です。

髪はバサバサになり、衣装も色あせしているのですが上品な顔立ち、美しさはそのままだと
則子ゴードンさんは語っています。

ハンターさん、ゴードンさん等コネチカット州の方々が修復のための募金活動を行い、多少
集まった ようです。しかし里帰りができる実家は現在 存在しないので、そこで行き詰まり
修復運動は中断したまま現在に至っているようです。

チマ・チョゴリの衣装なら現在の韓国でも歓迎するでしょうが・・・着物の日本人形だと
修復運動が大きく報道されると、政治的な反発も予想されます。

あまり目立たない活動しかできませんが・・・

可愛そうな人形が米国コネチカット子供博物館で お披露目展示が出来る事を目的に
修復運動再開に協力したいと思っています。皆様のご支援をよろしくお願いいたします。


画像は米国コネチカット州にお住まいのゴードンご夫妻からの提供です。
Friendship Dolls Their "mission of friendship" continues
Home Home . 釜山旅行の基本情報 . 人物 . 歴史 . 乗り物 . 交通史 . 名所・旧跡 . 釜山の街角風景
. 釜山の街角今昔 . 街角今昔2 . 食べた物 . 昔の生活と文化 . 戦前の絵葉書  . 釜山近代史年表
. 近代史年号一覧