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フォード自動車のハングル表記
自動車時代の始まりという新しい文化を米国の
フォード自動車が開きました。
横浜に100％子会社の日本フォード自動車ができ、
日本・朝鮮などアジアの各地にも自動車の文化が
広がって行きました。
日本各地や朝鮮地域で日本語の広告が多く流され
ましたが、朝鮮地域では現地の人々の購買意欲を
増やす為にハングルの広告もいろいろ出ました。
フォード自動車の社名は「F音」から始まります。
ところが ハングルでは「P音」と「F音」の区別が
ありません。
「フォード」と「ポォード」が混同されるのです。
社名をあやふやな発音のままで放置するのに
我慢ができないフォード自動車は ハングルの
「F音」を
新設したようです。
ハングルのP音のキャラクターである「
」の横に
○を
つけて「F音」としています。
新しいハングルのキャラクターが普及する前に日本フォード自動車の製造が規制されて
広告が消え、その後 戦争が始まることで一般化することなく消えてしまいました。
この広告は東亜日報に掲載されたものです。
(昭和3年11月20日 ）
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