fSvjXcAa9J3OA
Home >  昔の生活と文化 > 自動車

フォード自動車


フォード

自動車時代の始まりは 大正2年(1913)に
米国のヘンリー・フォードが最初の量産車で
ある「T型フォード」の製造を始めたことからで
本格的なモータリジェーション時代がその時
始まったと言われています。

瞬く間に自動車は全米に普及して 自動車は
米国文化の象徴にまでなるのです。

アジア地区では日本が自動車の中心になると
H・フォードは考えて横浜市神奈川区守谷町に
昭和2年(1927)日本フォード自動車株式会社を
設立しました。

米国からすべての部品を運んで現地で組み立てる
ノックダウン方式の工場なので港に近い事が横浜を
選定した理由でした。

年間三千台の売上目標で始めたのですが3倍の
1万台を売り上げたのでフォードは強気になって
工場を増築を図りました。

この広告は東亜日報に掲載されたものです。
(上:昭和3年11月20日 下:昭和3年11月29日)

画像をクリックすると拡大します。
フォード

日本で組み立てられた自動車は朝鮮・満州・中国
などアジアの各地に販売されました

このホームページは日韓文化交流の紹介が趣旨
なので日本語の自動車広告は面白くありません。

昭和初期にハングル版の自動車販売の広告を
日本フォード自動車が出している事からいろいろと
当時の様子を推察して楽しむ事ができます。

ハングルなので日本人ではなく朝鮮人に前者の
広告である乗用車、後者の広告の商用のトラックの
購入を呼びかけしているのです。

月賦販売も広告にあり、自動車を購入する所得レベル
にある人たちが増加しているのです。

最近の特約店でと書いているようにフォードは各地に
特約店(ディラー)置いてアフターサービスも始めました。

自動車が便利だとして 売上が増えたので米国の
ライバルのゼネラル・モータースも大阪に進出を
決定します。クライスラーも横浜に上陸 

日本も米国車の世界の一部になると思われましたが
国産車の保護育成を図る日本政府の方針で50%以上の
外国資本の自動車生産を禁止する法案が昭和11年に
できました。
昭和16年戦争が始まり日本フォード自動車工場はは軍に接収されて終了しました。


. 歴史 . 交通史 . 釜山の街角今昔