独特の三日月に顔を描いたマークが印象的です。
今は社名から石鹸の文字が抜けマークも反対向きで
女性的な顔に代わっています。
最後の行に現在のホームページにリンクしました。
比べると違いが良くわかります。
一番下に 製造元 東京馬喰町
花王石鹸株式會社長瀬商會と記されています。
長瀬商會は明治20年に創業されたときの屋号で
当時は米国から石鹸や文具などを輸入して販売
していたようです。
国産の石鹸の販売もしていましたが 自社での
開発に成功し、大正時代から本格的な工場で
生産をはじめ 国内市場を抑え社名も花王石鹸に
なったのです
この広告では一番下に 製造元に追加して
大阪市南久太郎町 長瀬商會大阪事務所とあります。
東亜日報:昭和3年11月30日
大学病院や大手の医院の納入実績を基礎に
朝鮮市場でも 実績を広げてきました。
季節ごとの清潔さとご婦人の肌や手を荒れから守る
ことをハングルで詩を引用して穏やかに宣伝しています。
東亜日報:昭和3年11月13日
最大大手の貫禄をだして、全体にきっちり
まとまっているのが分かります。
もっと詳しく見たい方やハングルの学習者のために
最初の2枚は画像をクリックすると拡大してご覧に
なれます。お楽しみください。
東亜日報:昭和3年12月25日
最後は歳末のお歳暮の広告です。
化粧箱の贈答品でのアピールをしています。
東亜日報:昭和3年12月3日
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