fSvjXcAa9J3OA
Home > 釜山の街角今昔 >  釜山府草梁町
Home > 街角の風景 > 釜山広域市東区 > 草梁洞

百済医院・蓬莱閣

 
百済医院 大正10年(1921)8月 岡山医専を出た崔繩Cが
草梁で病院を開きました。

開業広告:東亜日報(大正10年8月18日)

最初は木造の病院だったようですが 人気が
あったのでしょう、大きな病院を作ることに
なりました。

東洋拓殖釜山支店から融資を受けたようです。
蓬莱閣

釜山駅から大通りを超えて2つ目の角に古い
レンガの 建物が残っています。

昭和5年(1930)釜山で最初の韓国人の作った
総合病院で「百済病院」として誕生しました。

このような大きな病院は資金繰りに無理が
あった ようです。
昭和7年(1932)に倒産して 日本に夜逃げし
行方不明になったと聞いています。

(2006/11撮影)
蓬莱閣

昭和8年(1933)に中国人の楊牟民が建物を
買取、高級中華料理店に改造して「蓬莱閣」の
名前で開業しました。

近くにあった 蓬莱券番や草梁券番から多数の
芸者・妃生が通っていました。

華僑を中心とした裕福な人達が出入りする高級
料亭で釜山の名所だったのです。

昭和17年(1942)日本軍が譲り受けて将校宿泊所
になったようです。

敗戦で日本人が引き上げたので その後の建物を韓国人が結婚式場として使いました。

1972年 結婚式場が火災になり、建物を撤去する話も出たのですが、撤去費用の問題で
そのまま放置になりました。
現在は内部改装されテナントビルとして使われています。 (2006/11撮影)


Home . 釜山旅行の基本情報 . 人物 . 歴史 . 乗り物 . 交通史 . 名所・旧跡 . 釜山の街角風景
. 釜山の街角今昔 . 街角今昔2 . 食べた物 . 昔の生活と文化