大邱商工銀行

大正9年（1920）4月に資本金200万円で
大邱府村上町に本店を置いて慶一銀行と
して創設されました。
支店は密陽、密陽駅前、永川、酪泉、金泉に
置きました。

昭和4年　150万円に減資
昭和5年1月資本金200万円に増資し慶尚共立
銀行を買収合併
昭和8年2月大邱商工銀行に改称、10月鮮南銀行
を買収合併
昭和9年　資本金450万円に増資
代表取締役:小倉武之助

大邱商工銀行の写真：「朝鮮功労者銘鑑」57頁 民衆時論社：昭和10年発行

写真で現在の中央路の西側に朝鮮銀行と
大邱商工銀行が並んでいるのが　よく
分かります。

場所の特定できる写真資料です。

昭和13年ごろ慶尚合同銀行と合併話があり
朝鮮総督府が両銀行の合併を勧めたという
記録が あります。以後の経緯は不明

昭和17年（1942）10/2朝鮮商業銀行に営業権を
譲渡 して終了しました。

大邱市街の写真：「朝鮮功労者銘鑑」95頁

現在の様子です。
空き家になっていますが　以前は
ウリ銀行でした。

ウリ銀行のこの建物を作るために昔の洋風
建築の 銀行は撤去されたのでしょう。
時期は不明　調査中

旧住所：大邱府村上町
現住所：大邱広域市中区香村洞817

（2007/12撮影）