片倉製絲紡績株式会社
大邱製絲所

大正8年の春　大邱府の南側の大鳳町に
片倉製糸紡績大邱製糸所が出来ました。

大邱製糸所の工場敷地は2万5千坪、
建物5千坪の大工場で、職工男子150名
女子700名が働いていました。

年間製糸生産17万斤で大邱の最大の
製糸 工場でした。

競争会社は朝鮮製糸：大邱製糸

戦前の大鳳町付近地図（GoogleMap)

写真：朝鮮功労者銘鑑175頁

片倉製糸紡績は明治11年に信州諏訪で
初代社長　片倉兼太郎が片倉一族で
匿名組合を作ったことから始まります。

朝鮮進出は日露戦争当時に平壌で片倉
殖産を立ち上げたことから始まります。

大正7年の大邱製糸所から始まって
昭和2年は京畿道の恩賜授産製糸所を
引受け、京城製糸を設立
昭和3年2月は全州製糸、10月は咸鏡
製糸を作りました。

片倉製糸紡績　社長：今井五介
大邱製絲所 所長：坂井瑗吾

写真は慶北大鑑430頁（昭和11年発行）

現在の様子です。

工場は撤去され　いろいろな建物が建って
います。

この角から奥に大工場があった様子を
感じる ことはできません。

（2008/03撮影）

視点を右に移動して全体を見ます。

（2008/03撮影）