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大邱電気株式会社

京城には明治32年に開業した 漢城電気があり、明治35年の 釜山電燈会社、明治39年の 仁川電気
などの電気会社が次々開業し、電気が大邱など各都市でも話題に上るようになりました。 米倉武之助

明治42年に 大邱の有志が集まって電気会社
設立の発起人会を作りました。

大邱の有志が電気事業の申請があると並行して
釜山電燈会社、静岡県の駿豆電気、東京市の
足立鋼之助行らなど4件が出されました。

明治44年 朝鮮総督府から 大邱電気 株式会社
(資本金6万円)に認可下りて発電所の工事に
取り掛かりました。

写真:南鮮発展史(大正2年)
大邱電気株式会社

工事が終わって、大邱に電燈の明かりが
灯ったのは大正2年 1月元旦からです。
契約数322 電球は10Wと小さいですが
文明の灯火に大邱府民は喜んだのです。

当時の大邱は人口が約2万8千人で戸数約
7千3百で電力需要は少なく、発電機の故障
による停電もあって創業時は苦労が多かった
ようです。

最初の役員
社長:米倉武之助、専務:吉武甲子男
取締役:内田六郎、岩瀬静、徐相徹

大正7年8月 咸興電気と合併して 大興 電気
株式会社
となった時から大きく発展 することに
なりました。

写真:南鮮発展史(大正2年)
大邱電気株式会社

現在の大邱の東城洞2街の駐車場です。

ここに大邱電気の社長米倉武之助の
邸宅と大庭園がありました。

大興電気になって本社を東雲町に移転する
前はここに大邱電気があったのでは?と
推定 しています。

旧地番 大邱府東城町二丁目

(2008/02撮影)


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