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朝鮮銀行大邱支店

韓国銀行大邱支店 韓国での通貨発行銀行は第一銀行が
行っていましたが統監府ができると
通貨の一元化を図るために韓国銀行が
設置されました。

明治42年(1909)に 第一銀行大邱出張所
韓国銀行大邱支店と改称して作られました。

明治43年(1910)の日韓併合により
朝鮮銀行大邱支店と改称しました。

写真は「大邱一斑」広告欄介1(明治44年)
朝鮮銀行大邱支店

朝鮮中央銀行として国庫事務を主たる
業務としていましたが普通銀行業務も
平行して行い大邱の金融界の元締でした。

この建物は大正9年(1920)に建設

支配人:右近末穂
住所:大邱府上町

写真:慶北大鑑364頁(昭和11年発行
朝鮮銀行大邱支店

朝鮮銀行大邱支店と周辺の様子。

現在の中央路は高層ビルが並びますが
戦前は銀行以外は木造2階建ての日本
家屋の商店が並んでいます。

敗戦で日本人は米軍からの帰国命令を
受けて朝鮮人に業務を引き渡しました。
最後の支配人:坂本勝

建物は1976年8月解体されて消えました。

写真:朝鮮銀行略史(昭和35年)235頁

ハナ銀行 現在の様子です。
ハナ銀行大邱支店の高層ビルに
建替えられています。

朝鮮銀行大邱支店のあった痕跡は
残っていません。

現住所
大邱広域市中区布政洞775

(2007/12撮影)


銀行沿革史

戦前
第一銀行大邱支店(錦町二丁目)---->第一銀行大邱支店(大和町)--->韓国銀行大邱支店
朝鮮銀行大邱支店------>朝鮮銀行大邱支店(上町)
戦後
朝鮮銀行大邱支店---->韓国銀行大邱支店---->ハナ銀行大邱支店           


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