鈴川用作商店中堅回漕部
鈴川用作商店中堅回漕部の広告です。
残念ながら店舗の写真はありません
鈴川用作商店は釜山と九龍浦を結ぶ定期
航路の大手である
朝鮮汽船と
朝鮮郵船の
九龍浦での乗客や荷物の取扱店でした。
深夜運行の釜山線の朝鮮汽船と、遠距離
運行を行う朝鮮郵船（命令航路）の2社は
利用が多い路線でした。
朝鮮汽船の九龍浦航路（毎日） 使用船舶：慶営丸、慶信丸、こたか丸、白鳥丸の内 2隻
| 方向 | 港 | 時間 | 方向 | 港 | 時間 |
| 往路 | 釜山 | 00:00発 | 復路 | 九龍浦 | 14:00発 |
| 方漁津 | 05:00着 | 良浦 | 15:20着 | ||
| 甘浦 | 08:30着 | 甘浦 | 20:00着 | ||
| 良浦 | 10:00着 | 方漁津 | 00:00着 | ||
| 九龍浦 | 11:00着 | 釜山 | 05:00着 |
朝鮮郵船は明治45年から釜山-方漁津間の朝鮮総督府の命令航路（東鮮航路）から始まりました。
大正四年に命令航路が延長され、九龍浦、浦項が追加になりました。
寄港地：釜山、蔚山、方漁津、九龍浦、浦項（毎日運行）
大正9年から航路が元山まで延長され、毎月7回、年間84回の運行になりました。
寄港地：釜山、長生浦、方漁津、甘浦、九龍浦、浦項、盈徳、寧海、平海、竹邊、三陟、江稜
襄陽、杆城、長箭、庫底、元山
大正14年から月9回、年間108回に増加しましたが、昭和7年の命令航路廃止によって航路権を
朝鮮汽船に譲渡して、朝鮮郵船は東鮮航路から撤退しました。
現在の様子です。
奥の建物は
橋本善吉商店の住宅です。
手前の空地に鈴川用作商店の建物が
あった
ようですが現在はありません。
消えた時期は不明
右手には齋藤規一商店がありました。
左は橋本善吉商店の店舗
（2010/01撮影）
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