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三井物産京城支店釜山派出所
釜山ホテル
釜山府立病院の基になった官立済生病院が
弁天町に移転した跡に洋館立ての三井物産
釜山派出所が建てられました。
本町通りに赤レンガ2階建ての洋館が完成
したので移転、空いた建物は釜山商業会議所に
なり、釜山商業会議所が西町に移転した後は
釜山消防組が使いました。
旧住所は釜山府本町2丁目9
現住所は釜山広域市中区東光洞2街9
三井物産は明治元年に作られ、
明治9年に資本金100万円の合名会社となり、
明治41年には資本金2千万円の株式会社に改組
大正7年に資本金1億円の大会社になったのです。
朝鮮総督府の指定販売人として朝鮮の輸出の
独占経営をしていました。
内地と朝鮮、満洲、中国の諸地方
からの
肥料、石炭など諸物産の流通の要として
京城支店を中心に各地に出張所を作りました。
旧住所は釜山府本町2丁目12
当時の派出所首席者：浅井彌六
釜山営業家要覧：2頁：昭和3年発行より
現住所：釜山広域市中區東光洞2街12
この写真は朝鮮総督府の出した
「朝鮮金融経済総攬」440頁 昭和3年
から撮ったものです。
朝鮮での工業製品や原材料の物流を支配した
様子がよくわかる広告面です。
三井物産釜山派出所のあった場所は
釜山ホテルになっています。
右の金文字で[BUSAN HOTEL]と書かれた
建物です。
(2009/09撮影）
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