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釜山電燈株式会社
龍頭山神社から見た龍尾山神社横の
釜山電燈株式会社の発電所の煙突です。明治33年に京都電燈株式会社の社長の
大澤善助が釜山に渡り、領事の 有吉明に
あって電燈の 設置許可を求めました。明治33年(1900)11月18日 釜山電燈会社に
電気事業の許可が出て、資本の半分は京都
電燈がだして残りは釜山の居留民が出資して 姉妹会社の 釜山電燈株式会社が設立されました。社長:迫間房太郎、 専務:木本晋治、 常務:大池忠助、取締役:大澤善助
支配人;山田昌興(京都電燈から派遣)明治34年(1901)10月 京都電燈と発電機械器具(中古)の売買契約締結 不要になった設備を
釜山に輸送して発電所の建設が始まりました。
明治35年(1902)4月1日から事業が始まり、
釜山に 始めて電気の明りが点きました。正面の2階建てが釜山電燈株式会社の
事務所で後ろが発電所と燃料倉庫です。釜山電燈会社の実務は専務の木本晋治が
みていました。(山口県熊毛郡の出身)旧住所:釜山浦本町一丁目
石炭を燃料とした火力発電所の内部です。
蒸気式の低圧直流発電機で発電能力は
180Kwでした。明治43年(1910)5月 韓国瓦斯電気株式会社に
買収され釜山電燈株式会社の名前は消えました。昭和になって龍尾山や付近の建物は撤去され、
釜山府庁と牧島(影島)を結ぶ 橋の用地に
なりました。そして現在は 昔の建物はすべて取り壊されて
ロッテワールド建設予定地 として 建設工事が
始まっています。現住所:釜山広域市中区中央洞7街
(2005年5月撮影)
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