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釜山農産株式会社
釜山食料品株式会社
釜山青果株式会社

 
釜山農産株式会社

明治38年 釜山港南濱町に農産物を販売する
市場ができました。
手数料を払って区画を借りて農産物を並べて
売たり、委託販売ができます。

経営は釜山農産株式会社で福井県出身の
山口三郎が明治37年7月釜山に渡り作りました。

明治39年の設立当時の写真

釜山農産株式会社

朝鮮之実業(明治39年3月)に載った広告です。

電話番号が41番で、事業内容が食料品市場、
各種 委託売買になっています。

山口三郎
支配人の山口三郎
釜山食料品株式会社

明治44年 岡山県出身の石原源三郎が釜山の
南浜町1丁目に釜山食料品株式会社を創りました。

建物が同じで、電話番号が41番と同じ、住所も、
事業内容も同じですが社名と社長が異なります。

企業財産の譲渡だと考えています。

写真を見ると当時の様子が南濱町付近の市場の
様子が分かるような気がします。

写真:釜山営業家要覧:17頁
昭和3年発行
釜山食料品株式会社

大正4年元旦の釜山日報に載った広告です。

大正10年に釜山青果株式会社を設立
釜山食料品株式会社

昭和5年の南濱町の職業地図です。

赤で示したのが青果市場で釜山食料品鰍ナす。
青で海を彩色してあります。

昭和10年に養子で入った岡山県出身で専務の
石原香香に経営を譲りました。

名前の「香香」は1文字ですが漢字が無いのです。
読みは「カオル」

代表者:石原香香
取締役:福島源次郎, 香取成男
監査役:原田竹次カ, 武久剛仁
株主 :石原香香(1650), 木コ三カ(200), 石原曾乃(500)
石原幾久代(560), 福島源次カ(200), 小牟田慶子 (200)
釜山食料品株式会社

現在の様子です。(2006/03/31撮影)

一部見える屋根の様子から当時の建物が残って
いることが分かります。
昭和12年以後は大橋通三丁目76番地に移転し、事業も釜山食料品株式会社から釜山青果株式会社に
すべて移転した様子です。釜山の統計から釜山食料品の名前が消えました。


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