南濱町料理家街
昭和10年ごろの釜山の観光案内図です。
この絵地図の中央に三味線と南濱料理家と書いた
文字が薄れていますが読む事ができます。昭和になって埋立で町が広がりました。それまでは
白浜の続く海岸に料理屋が並んでいたのです。
住居表示地図(昭和11年)で具体的に、南濱町の
芸妓置屋のあった場所をマーカーで色を付けて
見ました。ここに集中している事が良くわかると思います。
ここは戦前の社交の場所だったのです。ご要望があれば住所など詳細データを公開できます。
芸妓置屋とは舞妓や芸者を料亭などに派遣する所で
料亭、料理家は宴会や料理を楽しむ場所です。
遊郭や貸座敷とは趣旨が少し異なりますので混同すると
歴史の理解が混乱します。釜山でも遊郭は別の場所にありました。
舞妓イラスト:「硝子の羅針盤」の無料素材から借用
昔の料理屋があった路の両脇は 現在も食堂が
並んでいます。昔の建物も多く残っています。
写真は南浦洞2街から3街方面を撮りました。
Home . 歴史 . 交通史 . 昔の生活と文化 . 釜山の街角今昔 . 中区南浦洞