今西商店
（今西酒造）
明治の釜山居留地時代の今西商店の
様子です。
3角の土地に建った建物で特徴があります。
写真の後の山は影島（牧の島）です
建物角に酒樽の銘が並んでいるように今西
商店は別に今西酒造の工場をもって「津田梅」
などのブランドで日本酒を作っていました。
明治16年の釜山居留地時代から長く釜山で
醸造され、親しまれていた酒のようです。
釜山府南浜町1丁目の様子です。
（昭和5年の地図に彩色）
今西商店を赤で印してあります。
今西商店の店主 今西峰三朗は長崎県壱岐郡
香椎村の生まれで、釜山には開港前から何度も
往復していたようです。
明治16年 今西商店を開店、日本酒を作って
資産を築きました。
その後貿易や問屋業も行なっています。
商業会議所居留民会議員や酒造組合長などを 歴任
昭和6年から始まった渡津橋（影島大橋）の建設で
今西商店は道路用地として撤去されました。
その後の資料に今西商店の名前は出てきません。80歳越えているので廃業したと思われます
現在の様子です。
戦後 釜山府庁は釜山市庁に代わり、
釜山市庁が移転した後 付近一帯を再開発する為
昔の府営中央卸市場、
三中井百貨店だった建物など付近の
全てを撤去して 空地にしました。
現住所：釜山広域市中区中央洞7街
現況 ：（ロッテワールド建設予定地）
（2005年5月撮影）
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