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福島商店
釜山干魚流通
釜山の南浦洞1街に古い倉のある日本家屋が
まだ残っています。
福島商店は明治14年に廣島県安佐郡三田村で
生まれた福島源次郎が作ったものです。明治39年 渡鮮して船具商「福島商店」を
開業しました。写真は大正12年に釜山で 朝鮮水産共進会が
開かれたときの協賛広告からです。旧住所:釜山府南濱町1丁目36番地
福島源次郎は 大正3年に 釜山食料品株式会社の取締役となり、大正14年には 釜山商業銀行の取締役
釜山船具商組合の組合長になっています。大正8年には製網撚糸工場を建設、釜山刑務所・大邱刑務所の両刑務所内に機械を設置して
囚人を使った魚網生産を始めました。大正9年 伊藤倉庫梶A釜山信託鰍フ取締役
大正10年には 釜山府協議会議員になり、 釜山第一金融組合の組合長
上の写真と同じ方向から撮ったものです。
敗戦で日本人が帰国した跡の建物は韓国人が
活用しています。現在は釜山商会ほか数件の店がこの建物で商売を
営んでいるようです。屋根瓦が痛んでいるのカバーを掛けてあるのが
特徴です。窓枠などや倉で戦前の日本の雰囲気が
感じ取れると思います。
奥の倉のある方向から撮ったものです。
この付近は乾物屋の街なので昼中は賑わっていますが
開店時間に写真を撮っていると不審に思われる
事が多いので 早朝の開店前に撮っています。釜山市の都市再開発地域指定されていて 釜山で
最大の建物になる ロッテワールド建設予定地に
隣接しているので消えるのは早いと思います。(2006/03撮影)
最初の写真と同じアングルで撮りました。
社名が漢字の「釜山商会」からハングルの
「釜山干魚流通」に代わっています。店が入れ替わったようです。
現住所:釜山広域市中区南浦洞1街36番地
(2007/11撮影)
別棟 福島魚網船具店
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