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萩野商店(初代）
明治30年の釜山居留地時代の萩野商店です。
創立当時の居留地時代の町名は琴平町と
呼ばれ、店前の通りは琴平通りです。
看板に札幌麦酒株式會社特約店と書いてある
ように萩野商店は韓国地域を一手にサッポロ
ビールの特約販売をしていました。
旧住所は釜山弁天町1丁目3
店主の萩野彌左衛門は福井県で生まれ
大阪で商売を学んだ後、明治24年釜山に
渡り商売を始めました。
貿易業を営みビール、ミルク、紙の問屋業で
全鮮に販売していました。
大正9年に廃業。理由は不明
従業員だった吉本氏が萩野商店を引受
本町4丁目で紙の専門問屋として生まれ
変わりました。
現在は釜山企業銀行の建物が建っています。
現住所：釜山広域市中區光復洞1街2
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