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武末保険事務所
KEB銀行(韓国外換銀行)

 
武末保険事務所

明治3年(1870)に長崎県上県郡豊崎村
(現在の対馬市)で生まれた武末忠作は
明治20年8月に釜山に渡り、対馬-釜山間の
海運業と材木商を始めました。

釜山が日本人居留地として開港したばかりの
時期から懸命に働いたので財産ができ、
成功者の 一人になっていました。

明治31年に生まれた長男の武末一夫は、
釜山第一商業を卒業し、長手通りで雑貨商を
営んでいました。

先代が昭和6年に61歳で亡くなると家業の
貸家業を継ぎ、扶桑海上火災、住友生命の
保険代理店を引き受けました。

旧住所:釜山府大廳町2丁目23

写真は保険事務所:新釜山大観(昭和9年)より:
果川市の太虚さま提供
武末保険事務所

保険事務所の裏は広い邸宅となっていました。
多くの貸家からの収入もあって悠々自適の生活
でした。

武末一夫は趣味の園芸として菊や朝顔の栽培を
楽しみ平和に過ごしていました。

昭和20年9月、米国との戦争に敗れた日本は資産を
全て残して小さな手荷物だけで釜山から帰国する
事になり、親子2代で築き上げた財産や信用を捨て
引揚げました。

写真は保険事務所:新釜山大観(昭和9年)より:
果川市の太虚さま提供
美花堂通とKEB銀行

現在の様子です。

美花堂通から大廳路(北方向)を見た所です。

武末家のあった広い土地にKEB銀行(韓国
外換銀行)のビルが建っています。

道路標識のあるように右に曲がると、 釜山
近代歴史館
の側から 龍頭山公園に 行くことが
出来ます。

現住所
1:釜山広域市中区大廳洞2街23
2:釜山広域市中区大廳洞2街231
3:

(2009/03撮影)
武末保険事務所

KEB銀行(韓国外換銀行)の正面です。

(2007/03撮影)
武末保険事務所

右の大きな建物がKEB銀行(韓国外換銀行)の
ビルです。敷地の広い様子が分かります。

中央の道路名は「チェボントゥル・コリ」
意味は「ミシンの道」

視点方向は西

(2009/09撮影)


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