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釜山府庁2
明治43年(1910)の日韓併合の時 釜山は
東莱府と分離して釜山府になりました。龍頭山の麓にあった 釜山領事館が釜山府庁
なりました。釜山府の人口が増えて狭くなった龍頭山の
場所から龍尾山を削ってできた新しい場所に
昭和11年(1936)新築移転しました。釜山府庁の右手に見えるのが橋桁を上げた 渡津大橋です。 (現在名:影島大橋)
写真は絵葉書(昭和13年発行)より
1946年 米軍が作成した地図でみた釜山府庁の
周辺です。龍尾山神社が釜山府庁舎の北側に移転
したのが分かります。旧住所は釜山府大橋通3丁目
敗戦後 独立した韓国の下で釜山府は
1949年に釜山市と名前を代え、府庁舎は
釜山市庁舎になりました。釜山市は1963年から釜山直轄市になりました。
この地図は釜山直轄市地番地図です。
1970年代と思われます。前面道路から電車の軌道が撤去されています。
大きくなった釜山市はこの建物では狭くなりました。
蓮提区に大きな建物を作り1998年に移転したのです。良く見ると 全体に1階分増築されていることに気がつきます。
釜山では建築の基準が異なっているからでしょう。
残った日本の建物は増築していることが多いです。写真は移転前の1970年ごろ 「写真で見る中区半世紀」29頁
最初の写真と同じ構図で撮ってみました。
釜山府庁があった場所は工事の為の塀で
囲まれています。鎮海要塞司令部の検閲で後ろにある影島の
山の稜線が最初写真では修正で消されて
います。当時の絵葉書や新聞の写真などもこのように
稜線が修正されているのが普通です。
(2006/01撮影)
市庁が移転した後 付近一帯を再開発する為
市庁の建物だけではなく昔の 中央市場、
三中井百貨店だった建物など付近の全てを
撤去して 空地にしました。現住所:釜山広域市中区中央洞7街
現況 :(ロッテワールド建設予定地)(2005年5月撮影)
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