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松井本店 (松井座)
釜山居留地時代の在韓実業家要覧の広告です。
対馬国厳原の松井幸次郎が明治８年に釜山に渡り、
米穀商の松井本店を開業しました。
釜山商人の草分けでした。
日本人の渡航が増えたので副業として旅人宿を
明治10年4月開業しました。これが釜山で最初の
旅館です。さらに旅館に併設した [松井座]と
いう劇場も始めたので当時の地図にも載り有名に
なりました。
当時の宿泊料
3円、2円50銭、1円50銭、1円20銭、等外90銭
釜山居留地時代の地図です。
劇場の松井座と幸座があるこの付近が当時の
繁華街でした。
南濱の海岸には大きな料理屋が並んでいました。
北濱地区の埋立で釜山郵便局の移転にあわせて
近くの埋立新町（大倉町）に移転して、
松井旅館を
本業としました。
大正14年死去、息子の松井栄太郎が旅館業を継ぎました。
写真は繁華街の光復路です。
旅館兼劇場の「松井座」は箱型トラックが駐車
している側にあったのです。
現住所：釜山広域市中区昌善洞1街33
2006/12撮影
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