バラックの空家を借りた小さなお寺が木浦にできたのです。
明治38年 元山別院から転任になった佐々木院主に
よって 堂宇が建立されました。
佐々木円慰は明治27年の日清戦争で台湾征伐の
従軍僧として参加し、戦死者の祭礼を行いました。
明治29年渡韓して元山別院にいました。
写真でも分かるように 建立当時は海岸の側でした。
木浦や光州で最初の小学校を作るなど本願寺は
学校事業で日本人居留民の支持を集め 大正3年
この地に新築しました。
長方形の石造平屋建の日本建築です。
敗戦での日本人引き上げがありました。
寺は教会の所有になり、和風の寺社建築に
キリスト教の十字架が立ちました
現在は「中央教会礼拝堂」です。
礼拝堂として使われていましたが 老朽化
したので壊して建て直す事が検討されました。
いろいろな意見がでましたが 結局文化遺産として
保存されることになったようです。