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朝鮮水産共進会.1

 
朝鮮水産共進会

朝鮮水産共進会は朝鮮水産會と各道水産會聯合會の
主催で計画され大正12年(1923)10月10日から31日までの
21月間で開かれました。

日韓併合からの10数年が過ぎて発展した朝鮮の水産業を
内外にアピールし、朝鮮水産業の更なる発展の起爆剤と
してするため 水産物に関する 器具、材料などを陳列
して 出品物を審査して 優良なる出展を表彰して士気を
鼓舞する目的でした。

当初は1月間の会期の予定でした。しかし 未曾有の災害
関東大震災が9月に起こったので 10日短縮して21日の
会期で開かれました。

ポスターは集魚灯と喇叭を持った人魚です。
朝鮮水産共進会

この絵葉書は朝鮮水産共進會協賛會が作った
記念絵葉書です。

3枚セットで共進会の宣伝のため配布しました。

朝鮮水産共進會総裁 有吉忠一 (中央)朝鮮政務総監
朝鮮水産共進會長 和田純 (右)慶尚南道知事
朝鮮水産共進會協賛會会長 香椎源太郎 (左)
朝鮮水産共進會事務総長 小西恭介(釜山府尹)
朝鮮水産共進會協賛會副会長 4人: 武久捨吉、文尚宇、豊泉徳治朗、 中部幾次郎 朝鮮水産共進会

2枚目の絵葉書は主会場である第一展示会場と海中を
泳ぐ魚のデザインです。
第一展示会場は 釜山府草場町にある 大正公園
利用して陳列館を建設し展示販売しました。

朝鮮の水産業は明治22年の日韓通魚条約締結された
ころは 生産額300万円程度しかなかったのですが
日韓併合(1910)になると600万に増えました。
その10年後の朝鮮水産共進会が開かれた大正12年
(1923)には 総額で8千万円に近づく程度まで
急増していました。

それでも未開拓の魚場は多く、設備の近代化を為す
ことで さらに拡大し発展する期待があって、その為
朝鮮水産共進会が開かれることになりました。
朝鮮水産共進会

3枚目の絵葉書は 第二会場となった  慶尚南道
産業奨励館
と第四会場となった  釜山商工会議所
商品陳列館
です。

第三会場は朝鮮総督府水産試験場 でしたが
 そこは絵葉書には なりませんでした。


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