朝鮮物産共進会.1
朝鮮物産共進会は日韓併合からの施政5周年
記念行事として、寺内朝鮮総督の政治が朝鮮
大韓帝国より国民の発展になったことを示す
ために開かれました。この絵葉書は京城協賛會が作った記念絵葉書です。
1.肖像(寺内総督、山縣共進会事務総長、吉原
協賛會長)
2.農商工(共進会場図入)
3.金鵄(南大門図入)朝鮮総督府の主催で大正4年(1915)9月11日
から10月31日までの会期で 景福宮の敷地で
開かれました。
朝鮮物産共進会は単に産物の展示会ではなく
日本統治が朝鮮王朝より発展していることを
民衆にアピールする目的があったのです。この図は大韓帝国末期の宮殿の全体図です。
ここが中心で 東に倍の敷地の昌慶宮、南に
離宮の徳寿宮がありました。日本統治時代に朝鮮総督府主催の博覧会は2回
開かれました。
緑で共進会会場の敷地を示しました。
中央の観政殿と後方の一部を除いて政治用の
建物は撤去され居住部分のみ残りました。朝鮮各地の物産を陳列し、モデルになる優秀な
生産者を表彰して、生産意欲の高まりを期待して
多くの企業や団体が参加しました。
共進会の跡地に建てられたのが朝鮮総督府の
庁舎と 付属設備です。政治が変わったことを示すシンボルとして大理石を
使った洋風の庁舎がそびえたのです。当時の新聞記事でも共進会の詳細を見ることができます。
朝鮮記念共進会
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