（京城協賛会区域2）
朝鮮共進会の施設は二つの区域に分かれて
建設・運営されていました。
（会場の全体図）
朝鮮総督府が直接運営する 正面と右側の
主要陳列館と京城協賛会が建設・運営した
左側の娯楽・売店・休息所などの施設です。
この頁と
前回は 左側の京城協賛会担当の
区域を紹介します。
この区域は売店や遊具施設、演技場などの
娯楽が主で、夜間入場もできました。
サーチライトやイルミネーションで飾り豪華で
華やかな 博覧会を演出していたのです。
慶会楼の池に噴水や島を数箇所おいて、
ここが宴の中心になり 手前は演芸館
後方はサーカス、遊園地を主体とした
娯楽施設でした。
慶会楼の一階は音楽隊が演奏し、2階は
来賓の接待と優待休息所になっていました。
地図でピンクで表示したのが聯合売店です。
京城や各地の商店が軒を並べ土産品や商品を
陳列して多くの人たちが買い物を楽しみました。
その他の施設
動物園、曲馬館や遊具施設は 個々の業者に委託運営していて、料金や
具体的な内容は記録が残っていません。
ただ 反省材用として 期間内でどれだけの設備投資をすれば利益がでるか
計算が難しく、業者に遊具の増設依頼ができなかったと書いてあります。
京城協賛会の作った設備
朝鮮演芸館
120坪の屋根はテント張りで壁、床は板間でした。
不思議館
建坪69坪で木造
各道無料休息所 11箇所
飲食店 40箇所
ベンチ 50箇所
郵便局 1箇所
測候所 1箇所
赤十字救護所 1箇所
手荷物運搬引受所 1箇所
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