陳列館案内（慶会楼付近）
朝鮮博覧会の案内図です。
北が右になっています。
真ん中下の入口から入って
慶会楼に突当り、左に曲がり
慶会楼の池の周囲を回わるのが
コースです。
この頁では慶会楼の南側辺の池に
面して並んでいる陳列館をご紹介を
致します。
慶会楼付近の雑踏と陳列館の様子です。
ゆやかな曲面の屋根の美しい慶会楼を取り巻くように
朝鮮建築物の雰囲気を出すように朝鮮博覧会の
陳列館は
並んでいました。
古きよきスタイルと現在の文化の発展を
調和させたいと朝鮮総督府は考えたようです。
入口から慶会楼に突当るとそこには生命保険の塔が
あり、そこを左に池を回るように進むと最初の建物が
忠南特設館です。
弥勒菩薩を模した塔がある建物で休息所になっています。
左の写真では目鼻が薄くて分かり難いですね
朝鮮博覧会郵便局
郵便業務以外に内部に漢城銀行の出張所があり
現金の出入れもできるようになっていました。
威北特設館
モダンな建物で慶会楼と池畔にそって最も展望の
良い場所に立っていました。
威北道特産の會寧焼、麻布、石鍋、硯石、水晶、
虎目石、大理石などが展示してありました。
写真は交通土木館（550坪）
交通土木通信の施政20年間の進歩を紹介
鉄道会社や、電気会社の電車など実物展示や
電話、無線、灯台、電送写真通信の実演
灯台、港湾設備、河川改修の状況の模型など
交通、土木、通信に関する出展です。
司法警務衛生館（323坪）
大韓帝国時代の裁判と日本時代の裁判の様子を
人形でパノラマ展示していました。
衛生では伝染病予防のための公衆衛生の設備の
紹介と薬品、保育器、レントゲンなどの最新の医療
設備をしてありました。
警務では火災予防、国境警備、警察が犯罪に対応
する様子の正対、囚人の更正と生活向上の説明
機械電気館（500坪）
機械では工作機械、各種製造用機械、機械材料、工具など
電気では発電、変電、送電、電動機の総合展示
ヤンマー館 機械電気館の横に企業の専用展示館を作っていました。
近くには 高麗人参塔と釜山紡績会社塔が立っていました。
音楽堂
機械電気館の前に音楽を演奏するための朝鮮風の
舞台が作られて、会期中各種の音楽が奏でられて
いました。
近くには マネキン嬢と呼ばれるは博覧会の
コンパニオン達が群舞をする野外ステージも
ありました。
全羅南道特設館
全羅南道の特産品である米、綿、海苔の展示販売と
中央にある大舞台での実演、活動写真とパノラマ展示
全羅道は食文化も有名なので食堂も併設していて
人気がありました。
小さい写真を無理に拡大したので輪郭が消えました。
参考館（630坪）
新聞、商船、通運、農林省、南洋庁などの
参考出展を陳列していました。
ドイツ、フランスなどの外国からも出展が
ありました。
各種発明品も展示され、大阪毎日新聞社の
ロボットは空気の調節で表情を変え、手足を
動かす人造人間として脚光を浴びました。
メートル館
池岸に作られた館は、尺貫法をメートルに改めるキャンペーンを行なって
展示してありました。
釜山日報塔は近くにありました。
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