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大政一新通告  

明治元年11月に江戸幕府から明治政府に替わったことを朝鮮国に最初に送った挨拶と連絡

対馬の宗義達は外国事務輔に任命され、家臣の樋口鐵四郎を大差使として釜山に派遣して
対日担当である東莱の訓導(安東俊?安僉知?)に文書を持って行きました。
日付が慶応になっているのは文書案の作成日、持って言ったのは明治元年11月

「皇」「勅」の字が入っていて、印鑑も従来のものと異なるので受取拒否されました。
旧印は朝鮮から対馬に与えられた印で、これを押す事で正式な外交文書と判別していました。


日本國左近衛少将對馬守平朝臣義達。
呈書朝鮮國礼曹参議公閣下。

告本邦頃時勢一変。政権一帰室。
在貴國隣誼固厚。豈不欣然哉。
近差別使。具陳顛末。不贅干玆。
不侫嚮奉朝京師。朝廷特褒舊勳。加爵。
進官左近衛少将。更命交隣職。永傳不朽。
又賜證明印記。要之兩國交際。益厚誠信。
永遠罔渝。叡慮所在。感佩曷極。
今般別使書翰押新印。以表朝廷誠意。
貴國亦宣領可。舊來受圖書事。
其原由全出厚宣所在則不可容易改者。
雖然即是係朝廷特命。豈有以私害公之理耶。
不侫情實在此。貴朝幸垂禮諒。所深望也。

正官平和節
       通稱樋口鐵四郎正使執政職
都船主藤尚式
       通稱薦田多記副使

    新印

別幅

	貼金中屏風貳雙
	大和朱三斤
	彩畫枕子桂硯貳備
	革裏大簿匣壹備
	彩畫壹尺匳鏡壹面
	赤銅累五盥盤貳部
	青金火爐貳圍

慶応四年戊辰九月 日
	左近衛少将對馬守平朝臣義達

日本外交文書 第一巻第二冊 690頁から 外務省編纂 外務省蔵版(昭和24年8月15日三版発行)
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