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鍮器 (ゆぎ)
韓国で昔から庶民の中で使われている
鍮器(ゆぎ)をご紹介します。鍮器とは、真鍮(しんちゅう)で作った器です。
真鍮には銅と亜鉛を合金した物と、銅と錫を
合金した 物の2種類があります。銅と亜鉛を合金した真鍮は溶かして型に流込んで
作る鋳造という製作方式です。
銅と錫の合金の真鍮は熱い金属を叩いて作ります。
叩いて作る銅と錫の真鍮が 手間がかかるし、
手作りの風合いもあるので高級鍮器と評価 される
物が多いのです。買うときはよく見て買いましょう。
この広告は昭和3年11月2日の東亜日報です。
昔は京畿道の安城邑の鍮器が名産物として 有名
でした。
釜山の九徳運動場で週末に開く骨董品の
青空市は覗くのを欠かしたことは在りません。毎回 何か面白いものがないかな?
と見ています。いろいろな古道具やガラクタ、骨董品に
混じって真鍮の食器などが ここでも多数
売っています。(2008/02撮影)
ここにも 並んでいます。
(2008/02撮影)
この蓋のついた容器は面白いと思いませんか?
最初 この鍮器を韓国で見たとき全部 買占め
したい!と衝動的に思ったくらいです。値段も安いのです。でも結局買いませんでした。
これは おまる(便器)なのです。
寒い韓国の冬に外のトイレに行くのは
苦痛です。
そこでおまるの登場です。生活必需品で、もちろん何度も使い込まれた
様子のある面白い形の品です。未練はありますが・・・・
買う事はできないのは仕方ありません。
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