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佐用姫の土人形

先日 佐賀県の名護屋城博物館に資料閲覧と所蔵している釜山の絵葉書を
ホームページで 使うための申請で 訪問しました。使用許可証

名護屋城は豊臣秀吉の軍が朝鮮出兵の時の拠点になったところです。
ここから釜山に向けて多数の軍船を派遣したのです。

今名護屋城博物館は日韓友好のための資料を集め韓国の
博物館とも交流が深いと聞いいています。

訪問の記念に博物館の売店で売っていた佐用姫の土人形を買いました。

博多人形の繊細な人形と異なり土人形は素朴で味わいがあります。

佐用姫は夫の大伴佐堤比古(おおとものさでひこ)が朝廷の命令で 新羅に侵略された百濟の援軍として船出するのを山の上から懸命に 領巾(ひれ)を振って見送ったのです。

その姿に感動した万葉歌人の山上憶良が歌を残しました。

[原文]麻都良我多 佐欲比賣能故何 比列布利斯 夜麻能名乃尾夜 伎々都々遠良武

[訓読]松浦県佐用姫の子が領巾振りし山の名のみや聞きつつ居らむ

[仮名]まつらがた さよひめのこが ひれふりし やまのなのみや ききつつをらむ

万葉集 五巻 868行


領巾(ひれ)とは昔の女性の衣装で羽衣の絵などでみることができます。
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