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ハングルを編纂した 世宗(李朝4代) (1396-1450 在位:1418-1450)

ハングルを編纂、制定した李氏4代目の世宗は
韓国人で知らない人はいない有名人です。

韓国の紙幣にも使用されているのです。
ですから功績を知らない旅行者でも紙幣に
使われているので見覚えがあると思います。

この画像は使われなくなった昔の1万ウオンから撮りました。
まだ使える可能性があるで念のため「見本」の字を入れました。
現用の紙幣と比べてみると少し痩せています。

人材を集めることが国を発展させる事だと考えた世宗王は
王直属の集賢殿という学問所を作りました。

そこで高麗史の139巻をはじめ、地理、農学、医学など
多くの書物が作られました。
釈迦の伝記などが公式にハングルで記述された書物もできたのです。

ハングル(訓民正音)を編纂し制定できたのも集賢殿に賢者が集まったからです。

世宗は男8人女2人の子供を作り、長男の文宗を5代として後を継がせました。
ところが病弱な文宗は即位して2年余で亡くなり、 文宗の子の端宗が6代目になりました。

世宗の次男(文宗の弟)の世祖は幼い王に不満で クーデターで政権をとり7代目になりました。

世祖は政権を守る為 集腎殿を廃止し、集腎殿の学者を殺害、追放したので、 公式の文書から
ハングルは消えて元の漢文に戻ったのです。
世祖は独自の学者を集め,李朝の政治体制の基本となった「経国大典」を編纂・完成させたので
名君として歴史に残っています。



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