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中村俊松

(なかむら としまつ:?-?) 中村俊松

中村俊松は豊前(大分)の生まれで、幼い時
両親を失い、学校を出ることができませんでした。

覇気に富む性格なので自ら学び、長崎、神戸で
働き貿易業務を覚えました。

北清事変、日清戦争で軍需品の供給で最初の
財を築き、日露戦争では御用商人として自ら
従軍して師団に付いて商売を拡大しました。

韓国・釜山の将来の発展をみこして、南濱町に
貿易拠点の 中村俊松商店を造り、釜山の大店と
して多数の従業員を使役、勢力を伸ばしていました。

中村俊松商店の主な業務は内地から海産物や
食料品 ・雑貨などを韓国・釜山で販売する貿易業です。

その他、味噌醤油の醸造業、鉱山開発などにも
業務を拡大していきました。

釜山海産物商組合 釜山居留民団議員、 釜山商業会議所議員、
韓海水産會代議員などでも活躍し釜山の経済
発展に貢献していました。
中村俊松一族

中村俊松と中村一族の記念写真

前列の左端が中村俊松


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