Home > 人物 > ふ > 福 >
福田増兵衛
![]()
(ふくだ ますべえ:1844〜1920)
![]()
福田増兵衛は弘化元年(1844)
對馬國上県郡舟志村で生まれる。
舟志(しゅうし)(注2)父は武本藤左ヱ門で對州郷士(注1)
厳原商人の養子となり福田に改姓(注1)
最初に釜山に来たのが明治4年で釜山の
開港前です。
明治8年から貿易商として釜山に住み着き
ました。小資本の貿易商から始まって1代で釜山の
富豪と呼ばれる までになった。明治14年 藍綬褒賞を受ける
明治20年(1887)木浦の開港にあわせて
養子の福田有造 が木浦に商店を開いた
とき貿易商を譲り、西町で 酒造業を開始。「向陽」「富久泉」「大廳」の銘柄で清酒や
醤油を造っていました。
還暦を過ぎた福田増兵衛は大廳山の斜面に
向陽園という 大庭園と別荘を造り、老後を
暮らしました。明治40年 日本赤十字総会に出席
大正9年、77歳で没
写真は朝鮮之実業(明治39年2月号発行)から
年齢数の貸家を持ちたいと心がけていたら60歳の時、貸家が62戸になって年齢を
越えるようになったそうです。
養子の跡継ぎ、福田有造は改名して福田陽雄になる
(注1):実業家偉人伝:成功立志:大阪榎本書店発行:明治42年:国立図書館デジタルアーカイブ
(注2):実業家偉人伝では「舟子村」と誤記、舟志(しゅうし)村が正確
Home . 釜山旅行の基本情報 . 人物 . 歴史 . 乗り物 . 交通史 . 名所・旧跡 . 釜山の街角風景
. 釜山の街角今昔 . 街角今昔2 . 食べた物 . 昔の生活と文化 . 釜山近代史年表 . 近代史年号