福田有造
(ふくだ ゆうぞう：はるお：1888-？ ）
福田有造は明治21年熊本県生まれです。
福田家に入り、福田増兵衛から貿易部門を
譲り受けて、木浦に渡りました。
木浦で広く商売をなし、
木浦電燈の発起人や
多くの企業を育て上げ、木浦商業会議所の
会頭、木浦居留民會議長に選出されています。
大正９年に福田増兵衛が亡くなると釜山に戻り
事業を
受け継ぎ、福田陽雄と改名しました。
福田
醸造場、不動産管理など、それぞれに
支配人を置き経営をまかせ、大廳山の
斜面にある別荘「
向陽園」で悠々自適に
過ごしていました。
日本の敗戦という予期せぬ出来事で日本人は
朝鮮から総帰国となりました。
別荘や庭園はカトリックセンターになり当時の
栄華の面影はありません。
画像：在韓人士名鑑
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