空の女王 ブルース夫人最初の韓国人女性飛行士朴敬元の事を調べていて、周りの人たちの事を
知ると更に理解が深まるような気がします。朴敬元は満洲訪問飛行が成功すると 次は日英間飛行を考えていました。
それは ブルース夫人との約束だったのです。
本名 Mildred Bruce (1896-1990)
旧姓 Mary Winifred Petre英国で生まれ ヴィクターブルース(Victor Bruce)と
結婚し、以後ブルース夫人と呼ばれています。英国から日本まで最初の単独飛行をした女性として
世界記録になっています。昭和5年(1930)英国のCroydonを9月25日に出発し
12月5日東京に着きました。写真は大阪朝日新聞より
飛行機はブラックバーン社製の小型機です。
ブラックバーンL.1CブルーバードIV型全幅9.14m 全長7.06m 全高2.74m 装備込み自重472kg
離陸最大重量794kg 最大速度166km/h 巡航速度138km/h
航続距離756km(過荷重)発動機デハビランド・ジプシーI
直列4気筒100馬力写真は大阪朝日新聞から
飛行コースです。
英国から日本まで1万8千キロを
単独で飛んだ記録は女性では
初めてです。その後さらに船に機体を積んで太平洋を 横断し米国で飛行を行い、大西洋も 船で渡り世界を回り、翌年2月30日に英国に戻りました。
英国からの女性飛行士の訪日に歓迎飛行を行なうには日本としても女性の飛行士が必要です。
そこで選ばれたのが飛行競技大会での入賞経験のある朴敬元です。
もう一人の日本人女性飛行士はエンジン故障で飛べませんでした。歓迎飛行が終わって歓迎式でブルース夫人は日本から英国の飛行はあなたでしょう。
その時は 私が歓迎飛行をすると朴敬元に約束したのです。
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