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釜山税関
(佐賀県立名護屋城博物館所蔵) 釜山は国際的な港として重要な所で税関の建物も
明治時代の技術の粋をあつめ 明治44年(1911)に
建造され、釜山の名所でした。
建物は撤去解体されましたが尖塔の一部が
税関の中庭に今でも残っています。昔の税関の建物が在ったことと知る人は
一部の歴史マニアだけかも知れません。訪れる人は少ないですが年月を超え静かに
待っています。
玄関から撮った姿は工事中の建物が背景で
かわいそうなので海を背景にして撮りました。
説明文のアップです。
ハングルなので読みにくいと思います。
1979年6月28日に釜山都市近代化のため
68年間使った古い建物を撤去することにした
と書いてあります。古いレンガが時代を感じさせてくれます。
近代的なビルに生まれ変わった税関ビルです。
私の好みでは昔の建物の方が数倍も良い様に
思えます・・・・残すべきだとする市民運動もあったようですが
近代化を志向する声の方が大きかったようです。3階は税関博物館になっています。
明治16年11/3に開港された釜山、元山、仁川の3箇所に海関を設置したことから始まります。
最初の釜山税関長は英国人が招聘され、京城には総税務司庁が置かれドイツ人のフォン・モルレンドルが
総税務司でした。釜山税関長
1代 英 ロバット(W.N.Lovatt:1833-1904):明治16-19(1883/10-1886/5)
2代 仏 ピり−(T.Piry):明治19-21(1886/6-1888/7)
3代 英 ハント(J.Hunt):(1888/7-1898/2)
4代 仏 ラボート(E.Laporte):(1898/7-1901/7)
5代 英 オスボーン(W.C.Osborne):(1901/7-1904)
6代 伊 ペコリニー(F.Borini):(1904-1906)
7代 日 山岡義五郎:明治39年(光武10年:1906/1-1912)
明治40年 海関を税関に改称
明治41年 総税務司庁を関税局(度支部所管)に改称
明治43年 朝鮮総督府税関に改称
組織は庶務、税務、監視、検査の4課があり、
税関長の下に、事務官、監視官、鑑定官、書記、監視、監吏、技手明治42年
税関長(山岡義五郎)、税関鑑定官(西川麻五カ)、税関港務官(木下重松)、税関港務医官(犬塚定次郎)
税関監視官(吉村直二郎)
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