すみません | |
ドゥビ | 8/28(土) 11:31:52 No.20100830090531 |
大きなお世話かとも思ったのですが、せっかくの良サイトですので、疑問に思うことや、参考になりそうなことを、ちょっと書かせていただきます。生意気を申しましてすみません。 http://busan.nekonote.jp/korea/old/life/mov/nagune.html の「ナグネ」ですが、これについては、広告のご紹介なのでこのままでもいいのかもしれませんが、参考までに申し上げれば、優美館のほうは朝鮮語発声版で、明治座のほうは日本語発声版で同じ日に封切されたようです(『韓国映画全史』)。毎日新報ですので朝鮮語版の広告だったのかと思いますが、京城日報あたりではもしかしたら日本語版の広告が出ていたりするのかもしれません。分かりませんが。 1937年5月6日には日本でも公開され、好評だったようです。 http://busan.nekonote.jp/korea/old/life/music/ok.html この広告は昭和13年ですが、実質、朝鮮の大衆歌謡は1935年ころから黄金期とされることが多いです。蓄音器が多く広がり、大衆に新しい音楽を広めたという点では1926年の尹心悳の「死の賛美」からという感じでしょうか。金裕鎮と玄界灘で心中した人ですね。 大衆に大衆音楽が広がる時代が1926年ごろから、そして大衆音楽が黄金期を迎えるのが1935年ころから、という感じではないかと思われます。 お示しの広告に見える歌手もなじみのある歌手が多いです。金貞九、李蘭影、張世貞、南仁樹あたりは、のちに大御所といってよい存在になっていく歌手かと思います。 金貞九「涙にぬれる豆満江」、李蘭影「木浦の涙」、張世貞「連絡船が発つ」、南仁樹「哀愁の小夜曲」(釜山といえば「別れの釜山停車場」が有名でしょうか)などは、耳にされた方も多いのではないでしょうか。 のちには、映画『君と僕』(部分しかフィルムが残っていないようですが)の主題歌を歌うのも、張世貞と南仁樹でした。同映画では金貞九が「落花三千」という曲も歌っています。 広告に出ている「海の交響詩」「愛はいばらの道」は、それぞれに有名な曲ではないかと思います。 |
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